こんにちは。新潟県よろず支援拠点コーディネーターの早川芙美子です!
食品の商品開発支援を担当しています。よろしくお願いいたします。
さて、今回は「食品の商品開発と話す勇気」について書いてみたいと思います。
何人かの相談者の方から、こんな声を聞いたことがあります。
メーカーの方と話すのは「勇気が出ない」、「話しかけても、取り合ってもらえなそう」など、聞きたいことがあっても行動に移せないようです。
初対面のメーカーの方だと、特に、そうなってしまうようです。
ですが、勇気を振り絞って声をかけた方もいらっしゃいます。
とある農家の方で、自分のところの農産物を使って商品を開発し販売中。
しかし、品質が不安定で困っているということでした。
その方は、展示会へ出かけ、自社と類似商品を扱っているメーカーを複数見つけ、緊張しながらも話しかけてみたそうです。
「自社の商品だと○○という問題があるんですが、御社の商品でも同じ問題は起きますか?」
回答の内容については伏せますが、見解をいただけたそうです。
その見解を基に、ご自身で調べものをしたり、現状の取引先とのやり取りを増やしたりして、私との面談を迎える頃には、だいたいの解決の道筋を立てていらっしゃいました。
私には、その方向性が合っているのかを聞きたかったようです。
現在は、解決に向かって進行中です。
ここからは、私の想像ですが、「勇気を出してメーカーに聞く」という行動をしなかった場合、解決にたくさんの時間がかかったように思います。
自力でやれるところまでやって、行き詰ったときは、思い切って、人に聞く。聞いた後は、次の作戦を練ることで、解決のスピードは上がります。
私もメーカーで商品開発を担っているときは、できるだけ外に出て、同業の方と話す機会を作っていました。
そうすることで、自分の知識が深まり、広がることで、開発の精度が上がっていきます。その時、抱えている商品の悩みだけでなく、過去に仕上げられなかった商品に再挑戦できたり、今後の商品開発に活かすこともできます。
「まともに取り合ってもらえなそう」、「嘘を教えられたら」などと思うこともあると思います。
ですが、嘘かもしれないけど、その見解を基に自分で調べたり、開発を続けると、嘘かどうかも判断できるようになりますし、知識が増えてくることで、聞いた瞬間、判断できることもあります。
経験上ですが、だいたいが悪意のある嘘でなく、知識の差があることで、話がかみ合わなかったということが多いです。
「勇気を出して、話す」という誰でもできることを軽視せずに、ぜひ、トライしてもらいたいです。
実は、私も人と話すのはとても苦手で、他のコーディネーターの方と話すだけでも緊張しますし、頭の中が真っ白になることも、しばしばあります。
人と話すのが苦手な方、一緒に頑張りましょう。
「食品の商品開発と話す勇気」ついてまとめました。
もっと知りたい、この部分がよくわからないなどありましたら、お気軽にご相談ください。
皆様のご相談をお待ちしております!