こんにちは。新潟県よろず支援拠点コーディネーターの早川芙美子です!
食品の商品開発支援を担当しています。よろしくお願いいたします。
さて、今回は「開発期間の考え方」について書いてみたいと思います。
「食」の商品化に初挑戦したい方や、着手したばかりの方に、是非読んでいただきたい内容です。
自社商品を出すときによくある悩みとして、このようなものをよくお聞きします。
・思ったより時間がかかる
・どれくらい時間がかかるのかわからない
悩む理由を考えると、
・商品化までの流れがよくわからない
・商品化してきた回数が少なく、時間の見積もりができない
そこで、商品化までの流れとスケジュールの立て方について簡単に解説していきます。
【商品化の流れ】
①アイデアを出す
②試作して味を決める
③パッケージを決める
④ラベル(食品表示)や食品期限を考える
⑤売る準備(販促・発注)
①~⑤はそれぞれ、どれくらい時間がかかるのかが気になると思います。ですが、商品のタイプや準備がどれくらいできているか(企画がどれくらい固まっているのか)に応じて異なりますので、今回は商品のタイプ別で例を挙げて、全体の開発期間の目安をまとめました。
上記は食品期限が1ヶ月以内の比較的短めのものを挙げてみました。すぐ作れる商品と時間がかかる商品の違いは、食品期限の長さです。食品期限が長い商品は保存テストに時間が必要なため、開発期間が長くなります。
【スケジュールの立て方】
・いつ頃売り出したい? → 逆算する
発売時期を決めて、逆算して立てていきます。はじめての頃は何にどのくらい時間がかかるかわからないと思いますので、余裕を持てるよう、長めにとりましょう。
・最低3ヶ月は見よう
食品期限の長さに応じて、開発期間は長くなります。1ヶ月以内のものなら、最低3ヶ月くらいは見ておいて良いと思います。
・エクセルや紙に書く形でOK
スケジュールを頭の中だけに留めず、パソコンや紙に書いていきましょう。開発中に調整が必要になることも多いです。記しておくことで、進捗が素早くわかることも利点です。
「開発期間の考え方」についてまとめました。
開発期間は商品のタイプや、企画の固まり具合、食品期限の長さで変わります。特に初心者の方は「まずやってみてから考えよう」と思いがちですが、実は逆算して余裕を持ったスケジューリングがとても大事です。
もっと知りたい、この部分がよくわからないなどありましたら、お気軽にご相談ください。
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