第1話 SNS発信で最も重要なのは基本設計
「誰が・誰に・何を・どのように」伝えるか
こんにちは。コーディネーターの南雲純子です。
InstagramやThreads、TikTokなど、売上や認知UPのためにSNSを行っている事業者が増えています。しかし、多くが「頑張って投稿しているのに売上や来店につながらない」という悩みを抱えています。
その理由はシンプルです。
「誰が、誰に、何を、どのように伝えるか」が曖昧だからです。
まず最初に大切なのは、“誰が発信するのか”です。
SNSでは、事業者名だけより“人”が見える発信の方が圧倒的に強いです。
例えばカフェなら、
カフェ〇〇という店名だけのプロフィール より、
カフェ〇〇店長|珈琲豆にハマり、ブラジルを旅した男
の方が圧倒的にインパクトがあり、『人』に興味を持たれます。
・店主がどんな想いで店を始めたのか
・どんな失敗を乗り越えてきたのか
・なぜこのコーヒー豆にこだわるのか
こうした背景が見えると、お客様は「ただの店」ではなく、“気になるお店”として認識します。
製造業でも同じです。
「うちは町工場です」だけではなく、
・どんな職人が作っているのか
・どんな技術に誇りを持っているのか
・どんな工程を経て製品ができているのか
を見せることで、“価格”ではなく“価値”で選ばれるようになります。
次に大切なのが、“誰に伝えるのか”。
SNSでよくある失敗は、「みんなに来てほしい」という発信です。しかし、それでは誰の心にも響きません。
例えばカフェでも、
「おしゃれなカフェです」では埋もれてしまいますが、
「大人の女性が、一人でも寛げる隠れ家カフェ」と表現すると、一気に具体的になります。
製造業なら、
「精密加工できます」ではなく、
「小ロットでも相談できる、開発担当者に寄り添う町工場」
とした方が、“誰向けのどんな工場なのか”が伝わります。
そして3つ目が、“何を伝えるか”。
多くの事業者は「商品説明」ばかりになっています。しかし、お客様が知りたいのはスペックだけではありません。
例えば飲食店なら、
・なぜこの食材を選んだのか
・どんな人に食べてほしいのか
・食べたらどんな気持ちになれるのか
製造業なら、
・どんな課題を解決できるのか
・どれだけ現場がラクになるのか
・取引先がどんな未来を実現できるのか
つまり、お客様は“モノ”ではなく、“未来や体験価値”を買っています。
最後に重要なのが、“どのように伝えるか”。
同じ内容でも、伝え方で結果は大きく変わります。
例えば、
「当店自慢のプリンです」 はどこにでもありますが、
「実はこのプリン、祖母から受け継いだレシピです。お客様にも“少し硬めの懐かしい、心がほっとする味”と言われていて、ずっと守り続けていきたいと思っています。」
となると、一気に感情が動きます。
SNSでは、“情報”だけでは人は動きません。
感情
共感
興味・信頼
来店・購入
という流れがあります。
SNSは、「宣伝する場所」ではなく、“お客様との関係を作る場所”なのです。投稿を増やす前にまず考えるべきは、「自分たちは誰に、どんな価値を届けたいのか」。
そこが明確になるだけで、SNS発信は大きく変わり始めます。

「うちの場合は、どうすれがいいの?」と思われた方
新潟県内の事業者さまには無料相談実施中ですので、お気軽に新潟県よろず支援拠点のご相談ください。
新潟県よろず支援拠点では県内の中小企業、小規模事業者、起業・創業予定者等の経営に関するお悩みを各分野の専門家が無料で相談対応いたします。
お悩み、ご相談がある方は下記リンク先のご相談申込フォームよりお申込みください。