チラシを作るとき、最初に決めること

こんにちは、新潟県よろず支援拠点コーディネーターの佐藤です。

私は日頃からチラシやリーフレットなど販促ツールの作成についてのご相談を承っております。「いま使っているチラシをもっと良くしたい」「自分で作ったチラシのアドバイスが欲しい」という方もいらっしゃいますし、「どんなチラシが良いのか一緒に考えて欲しい」など、これから作成する方からのご相談もお受けしております。

今日はチラシ作りで「最初に決めること」についてお伝えします。

ご自身でチラシを作る場合、パソコンを立ち上げる前に決めておきたいことがあります。
それは「チラシを誰に向けて配るのか」です。

皆さんのサービスや商品を欲しいと思ってくださるメインターゲットはどんな人でしょうか? 「うちの商品は子供から年配まで幅広く買っていただくのでターゲットなんてない」と言う方もいらっしゃいます。おっしゃる通り、さまざまなお客様がいらっしゃると思います。しかし、その中でもとくにメインになる客層がどういう人なのか、それをはっきりさせることで、より効果的なチラシを作ることができます。メインターゲットを明確にするとチラシのデザインや必要な記載項目が見えてくるからです。

例えば
高齢の方に向けてチラシを作るならば、文字のサイズは大きめにしたほうが良いでしょう。文字が小さいと読んでもらえません。
子供向けの商品、サービスを紹介するチラシならば、それが伝わるように子供のイラストや写真を使った方がわかりやすいでしょう。

電話で通話することが少ない若い世代には、問い合わせ先としてSNSで質問できるようにQRコードを記載。電話番号を大きくする必要はありません。

チラシにはお店が伝えたいこと以外にメインターゲットが知りたいことも記載します。そして、どんな色、どんなフォントを使うか、つまりを決めるためにもメインターゲットは必要不可欠になります。

メインターゲットを意識したチラシは、お店の様子が伝わりやすくなるので、お客様もお店をイメージしやすく「私が行くべき店だ!」と気づいてもらえる可能性が高まります。

また、メインターゲットが明確になると、チラシの配布方法も決められます。例えば、地域にお住まいの方がメインターゲットであればポスティングなど「こちらから届ける」方法。観光、出張など遠方からの方をメインターゲットにする場合は立ち寄りそうなお店に置いてもらい、お客様に「自ら手にしてもらう」方法。どちらもメインターゲットをより具体的に設定すると配布場所まで見えてきます。

さらに、配布方法が決まるとそれに合ったチラシのサイズも決まります。ポスティングとお店に置いてもらう場合では、それぞれ適正なサイズが異なります。

ご自身でWord、Excel、PowerPointなどを使ってチラシを作っている方はもちろん、制作を業者に依頼される方もメインターゲットを明確にして、効果的に宣伝できる効果的なチラシを作りましょう。

チラシやリーフレットのことで相談したいお困りごとがございましたら、お気軽によろず支援拠点にご相談ください。

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