【相談事例】卸・小売業

ご相談のきっかけ

売上拡大を重視して業容を拡大したところ、採算意識が低くなり薄利多売に。その結果、営業赤字を計上し、資金繰りも厳しくなったため、早期に営業黒字化するための手法について新潟県よろず支援拠点への相談に至った。

 

意識転換により経営が上向きに

経営幹部が全社員に「利益重視」の行動規範・営業マニュアルを示して意識の転換を図ることを支援しました。また、取引先別の取組方針や収益管理手法、簡易的な業績評価制度の導入をアドバイスしたところ、取組みを始めてから2年後に黒字転換し、その後も順調に利益を計上しています。

 

支援のポイント

全社員の意識改革の前に、経営幹部の意識改革なくしてⅤ字回復は難しいと考え、他社の成功事例や参考図書(利益重視経営のための指南書)を紹介することで、経営幹部の意識改革がスムーズに行えたことが成功のポイントとなりました。

 

上村コーディネーターからのメッセージ

販売先から売価値上げを納得していただくことが最大のハードルでしたが、もともと取扱商品の評判が良かったことと、多くの販売先から信頼を得ていたため、値上げ交渉は比較的スムーズに進みました。自社のサービスを磨き上げることと、取引先との信頼関係を築く日頃の努力が経営改善には必要であると感じました。

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